- 2007年10月 2日 21:42
- ニュース記事
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2007年の今年は鈴鹿(三重県)ではなく、富士(静岡県)にて開催されたF1グランプリ。
今年のレースは運営、天候、ともに今までのF1グランプリ史上最悪のものだったといわれています。
まず、レース開始まで。
鈴鹿F1は駐車場を潤沢に用意し(元々隣に遊園地がある関係からかな)ているのに対し、富士GPは徹底して車を会場に寄せ付けず、それどころか徒歩でも侵入させない始末。
完全にパーク&ライド方式をとったようです。
しかもその運営状況も最悪。
まず、駐車場から会場までの距離が40分かかるとか。
バスは渋滞してパーク&ライドの本来の機能を果たさず、車内では気温・湿度などの環境の悪化から体調を崩してしまう人が続出。嘔吐、下痢が当然のように発生してしまう状況だとか。
そして道路が陥没し、要であるバスが動かない始末。
やっと会場には入れても、見れないプレミアムシート(C席、第1コーナー付近)。
傾斜が緩く、肝心の場所が見えない席が多数有り、指定席料の払い戻しを行ったとか(計約3億)。
そして、肝心の食事も常識外の高価設定。
弁当が1万円、カレーが3,000円、しかも味は最悪。
どこの高級弁当ですかこの値段設定。
超一流のシェフが作ったおいしいカレーでもこんなにしないと思うのだが。
弁当も、超一流料亭の超高級幕の内弁当でやっとこの価格だと思うが。
イベント商法マンセーですか?
これについては理由があったようです。(後述)
ちなみに、鈴鹿の場合、駐車料金2000円/日程度(場所によるが、平均。富士よりは遠くない)、食事は普通800円/人程度。
富士は駐車料金は1000円/日(ただしすべて遠い)ながら、食事が平均3000円/人程度。
どちらが得かは明らかです。
そしてレースも、濃霧・雨で、さらに高地。
セーフティーカーが常に走っているようなのは、レースと呼べるんですか?
高地でトヨタが有利という記事も新聞にありましたが、それは完全にトヨタが優位になるように仕組んだだけの出来レースとしか・・・
トヨタが金儲けのために開催した、観覧者を死に追いやるレースという表現が正しいです。
大阪陸上につづき、日本の恥辱を知らしめたかったのでしょうか。
フォーミュラワン・アドミニストレーション(FOA)の隔年開催の判断は正しかったのです。
それをさらに推し進め、今後トヨタ+富士の開催を永久に禁止し、
富士SW(スピードウェイ)で開催する際には、鈴鹿で培われた運営ノウハウを
徹底的に生かしたレースを行うことを切に願います。
F1レースをたまに見る程度の1個人より。
追記。
弁当などの価格がこれほど高くなるのは販売する側(店)の問題ではなく、それを許可する側(運営側、富士SW、トヨタ他)の問題のようです。
出店料に80万、F1の明記強制(弁当など)、その明記に対し商標料、富士SWの場所代、それらを考えると仕方のない金額だとか。
地元の方と観客のことを全く考えてないですな。
え?鈴鹿はって?
F1開催日に鈴鹿の遊園地に行ったことありましたが、遊園地としては一般的な価格設定でしたよ。
開催企業の思想の違いですな。
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