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突然ですが、HDDが壊れてしまい、録画用に使用していたサーバーが起動不能になりました。
まあ、HDDが壊れるのはいつも突然なのですが。
単純に「立ち上がらねぇのはシステム損傷かなぁ~、もしくはBIOSでこけたかな」と楽観視していたら、まさかのHDD死亡というオチ。
しかも、容量が3TB(ST3000DM001)のはずなのに、600PB(≒600000TB)なんていうとんでもない値を返す始末。
・・・あれ・・・デジャヴ・・・(昔MOディスクでも同じ現象に出会った記憶があり)
たとえ正常にSMARTデータが読み出せても、閾値を100倍ほどに超える桁違いのReallocated Sector countの数。
中に入っていた録画データはすべて御釈迦に。
カツカツ言ってますしね。独特の故障音が。
ちなみにこの容量を復旧しようとすると平気で1000万円を超えます。さすがにやってられません。
それだけのお金をかけるぐらいなら別の方法で調達した方が安上がりです。(二度と手に入らないデータもあるけど)
というわけで、故障報告でした。
初期不良ではありませんが、これで日記は1年継続です。
---(10/9追記 この話には続きが・・・)---
(10/9追記)
一度は一時的にでも動いていたことがどうしても忘れられず、手段を模索することに。
まずは、HDDの冷却用としてHDD用ファン SCYTHE HDC60-SL を取り付けて、以下の順番で試しました。
- HDDを冷凍し、冷凍庫内で起動
→認識するが、約1分後にアクセス不能に。SMARTデータ異常。 - 室温に戻し起動
→上と同様。SMARTデータ異常。 - 再度冷凍庫に戻し、冷凍庫内で起動
→上と同様。ただし、予測してmountとフォルダ位置を指定し、その瞬間のみフォルダ内容が見えたため、わずかながら希望が生まれる。SMARTデータ異常。 - また室温に戻し、起動
→アクセスできず。SMARTデータ異常。 - 基板を同型番同時期のHDDとスワップし、起動
→HDDを認識せず。今回この方法は全く意味をなさず。基板を元に戻す。 - 室温で、最も狭い面(コネクタの反対側)を地面と水平にして立てて、起動
→アクセスできず。SMARTデータ異常。 - 室温で、次に狭い面(コネクタの左右)を地面と水平にして立てて、起動
→アクセスできず。SMARTデータちょっとだけ正常表示→異常表示。 - 室温で、最も広い面(基板面)を下側(地面と水平)にし、起動
→マウント成功、直接決め打ちでcp実行。返事はないものの、新HDDにデータが増えているのを確認。
約13時間後、1つのReadエラーが報告されるが、データの移動が終了。
その他に救いたいデータを数カ所取り出し、Shutdown。
データ内容を一つ確認し、異常が無いことを確認。
まさか救えるとは思いませんでしたよ。
SMART identify実行が仇となっていたのかもしれませんけどね・・・。
問題は正常動作(と思われる)ときに報告された13000を超えるReallocated Sector Countの影響ですが・・。データ量に対して影響は軽微だと思っています。
ちなみにこのHDD、SeagateにRMAにて返品しようとしましたが、たまたまRMA期間が短い時期の物だったようで、RMA返品できませんでした。残念。
あと、冷却が実質的に無かったことを反省し、先のHDDクーラーに加えて、AINEX HDC-502BK を追加で取り付けました。
これで長持ちしてもらえることを期待します。
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