- 2016年11月18日 00:23
- PC破壊日記
Tweet |
NECが過去に発売した、SIM2枚刺しも出来る、そしてバッテリーの持ちも良い、MR04LN。(今はMR05LNが発売中)。
電圧5V以上の出力ができ、スマートフォンや一部のバッテリーの充電速度を飛躍的に上げる技術、Quick Charge 2.0(Quick Charge 3.0、Quick Charge 4.0)
この2つの製品、それぞれはすばらしいものなのですが、この2つを組み合わせるととんでもないことが起こります。なんと、出力電圧が9Vまたは12Vに変更されます。つまり、MR04LNが受けられる使用電圧を大幅に超えてしまうことになります。
本来、Quick Charge 2.0およびその上位仕様は、通信を行って対応電圧をやりとりし、その上で充電電圧を決定しています。しかし、なぜかMR04LNと組み合わせると、たまたま同じ信号のやりとりをしてしまうのか、昇圧されてしまうのです。こうなると、MR04LN側は全く充電できません。今のところすぐには壊れないようですが・・・。
これを回避するには、
- Quick Charge2.0対応の充電器を使わない。
- いわゆる充電専用ケーブルを使用する。(通信線がカットされているものか、「充電専用(通信不可)」と表記されているもの)
これらのいずれかであれば回避できます。
・・・しかし、意外なところで問題が出ましたな・・・。
Comments:0
Trackbacks:0
- TrackBack URL for this entry
- https://pc-diary.com/movt_direc_post/mt-tb.cgi/1650
- Listed below are links to weblogs that reference
- NEC MR04LNとQuick Charge 2.0の禁断の組みあわせ from PC破壊日記的ブログ