- 2007年12月 7日 14:53
- サーバ(玄箱)日記
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玄箱Pro(KURO-BOX/PRO)で、HDDの温度を記録してMRTGでデータ収集されている方は多いと思います。
しかし、今現在インターネットで公表されている殆どのサイトでは、
「??のエラーは出ますが無視してください」というメッセージが書いてあります。
このなかで、「過去のログファイルがない」「現在のログファイルがない」のエラーはまあ初回起動時は出ますが、
このほかに、「HDDのデータは一つしかないので、OUTデータについてエラーが出るが無視してください」というのもあります。
少なくともこれは回避可能では?と思い、mrtgが収集するデータ構造を探ることに。
すると、以下の構造であることを発見。
100[enter]
250[enter]
つまり、1行に数字だけのデータ、それが合計2行ある。
この形になるよう出力すればいいのである。
そこで、以下の方法をとることに。
ただし、これは玄箱Pro(KURO-BOX/PRO)のみ可能と考えてください。
条件:miconaplがカスタム版であること。
標準装備のmiconaplは玄箱独自の物のため、googleとかでmiconaplの代替品/代替方法を探してください。
例:https://www.nk.rim.or.jp/~jun/kpro_memo/kpro_micon.html
例:https://nice.kaze.com/kuro-box-pro.html
条件2:smartmontoolsがインストール済み、設定済みであること
以下のサイトを参考にしました。
https://kuroboxpro.blog114.fc2.com/blog-entry-15.html
さて方法です。
1.温度データを測定し、データ出力をするシェルスクリプトの作成。
/etc/temp.shを作成(名前・場所は任意でも良いけど)
temp.shの中身を以下のようにする。
smartctl -d marvell -a /dev/sda | grep -i temp | awk '{print $10}'
miconapl -a temp_get |grep 'temp=' | sed -e 's/[^0-9+\.]//g'
2.mrtg.cfgを修正
HDDの温度測定部分のみ示します
# HDD Temperature
#Target[hddtemp]: `smartctl -d marvell -a /dev/sda | grep -i temp | awk '{print $10}'`
Target[hddtemp]: `/etc/temp.sh`
MaxBytes[hddtemp]: 100
Title[hddtemp]: HDD Temperature
PageTop[hddtemp]: <h1>HDD Temperature</h1>
Options[hddtemp]: growright,absolute,gauge,nopercent,noinfo
WithPeak[hddtemp]: ymw
YLegend[hddtemp]: Temperature
ShortLegend[hddtemp]: C
LegendI[hddtemp]: Temp:
LegendO[hddtemp]: Temp(MiconAPL):
Legend1[hddtemp]: HDD Temperature in Degrees Celcius
Legend2[hddtemp]: HDD Temp on miconapl
3.念のため、mrtgの過去のログファイルを削除または別フォルダに移動
4.mrtg実行
これでエラー無くデータを取れるようになります。
ちなみに、smartmontoolsとmiconaplで取得できる温度には差があります。
前者はHDDのSMART情報、後者はマザーボード上の温度センサであるためです。
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